お詫びとR6年末ご挨拶

久々の公式HP更新と年末のご挨拶が一緒となってしまいました。

公式Xにつきましてはこまめな情報発信に努めてまいりましたが、何しろ今年は(ここ数年は)映画協力一色で、会独自の活動はおろか、これまで続けてきた年度総合実習も業務効率化の整理対象となり今年から実施せず、言い訳がましくて恐縮ですが公式HPもほぼ放置しておりましたことをお詫び申し上げます。

当会の活動目的は「陸軍をはじめとした官公庁で行われていた諸動作や、現存した物品を、各種法規に基づき再現し文書や映像ではわかりづらい伝統を後世に語り継ぐ」ことです。

その三本柱は①研究②検証③協力・支援なのですが、ご承知の通り現在の最優先は③であり③を完遂するための①②となっています。

クランクアップの度に果たしてこれで良いのか、これが軍法研のあるべき姿なのかと自省しようとしますが、ある作品の支援が終わるとそれを待っていたかのようにまた一本依頼が舞い込みます。

最近では関係者からの紹介ではなく公式HPのメッセージを通じて依頼をいただくケースも増えており、また旧知の先生から忘れた頃に(笑)漫画の考証依頼が舞い込んだりと、自省と依頼受けを繰り返し、あるべき姿の結論を得るいとまのない日々を送っているのが現状です。

これらの活動を完遂するにあたり、当会はボランティア、言葉を選ばず言えば「趣味者の集まり」ですが、当会に依頼する相手方にとってはそうではなく、活動成果は作品となって後世に残ります。したがって、失敗は許されない。場合によっては失敗を取り返すことができないという、社会人サークルとしては重すぎる責任に一年中気が抜けず、やや疲れ気味であるのが現状です。

当会がご依頼元、作品をご覧いただく皆様のご期待に応えるためには各会員が「軍法研の活動」と「職業・家族・経済・時間」の5つを良好に回せて初めて成立するものでありますが、これを各会員の使命感や責任感に依存して良いはずがなく、これ以上各会員に負担を強いることがない年にすること及び軍法研のあるべき姿を会員と共に考えてゆくことが会長たる私の来年の目標であり、責任と自覚しております。

この様な状況のため来年は新規事業なしですが、継続事業は映画2本に対する協力及び漫画1本への協力を予定しております。

取り止めのない話となってしまいましたが公式HP・公式Xをご覧の皆様、お世話になっている皆様、会員各位、新年も変わらぬお付き合い何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年12月31日

軍事法規研究会会長 二ツ木勝機


追伸

上記の通り近年の活動は保全を重視する事業が多く、画像は公開不可か旬を過ぎているかがほとんどで、ご覧の通り会長宅年越し夕食画像のみのご挨拶となっていまいますことをお許しください。


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